銀のしぎ
ずっと探していた。
岩波から出ている、ファージョン全集に入っているものではない。
講談社の国際アンデルセン大賞全集の1巻、阿部知二訳のものだ。
この訳の方が、特に中に出てくる詩の訳が、断然優れているのである。
にもかかわらず、ファージョン全集ではこの訳が採用されていないのである。
それを知らずにファージョン全集の方を買ってしまい、「全然違う!」と驚愕したもんなのである。
これをやっとみつけ、かなり高額だったが迷わず購入した。
今日発送するというから、明日届くだろう。
またあれが読めるか、あの挿し絵が見られるかと思うと、たいへん嬉しい。
手の舞い足の踏むところを知らず、という感じだ。
そもそも、実家にはこの国際アンデルセン大賞全集がほぼそろっていたのだが、実家を出るとき持っていこうとしたら、母と姉から大反対を受け、泣く泣くあきらめたのである。
それなのに、その数年後実家を建て直したとき、処分しやがったんである。
一生許さない。本の恨みは忘れないぞ。


















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