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December 07, 2018

InDesign上でのギリシャ文字のおかしなふるまい

この記事は、DTP Advent Calendar 2018の23日目の記事です。

以前に掲載した記事をブラッシュアップして再掲載します。

前提:InDesign CC2017でのできごとであるが、CC2015でも確認できているので、多分CC以降は同じふるまいをするのではないかと推測される。
顧客は、ギリシャ文字にある欧文のOpenTypeフォントを割り当てたいと思い、合成フォントで特例文字セットを使って割り当てたのだった。
すると、ギリシャ文字は欧文フォントが割り当てられているにも関わらず、文字クラスとしては和文として扱われ、欧文との間に和欧文間のアキが適用されてしまうのである。
和文との間には(和欧文間のアキが発生して欲しいのに)アキは発生しない。
なんとかギリシャ文字を欧文として操作したい、というのが相談内容であった。
この後いろいろ検証したのだが、いろいろの内容は迂遠なので省く。
結論として、ギリシャ文字を欧文として操作することは可能であった。
合成フォントを使わず、正規表現スタイルで、ギリシャ文字に欧文フォントを割り当ててやればいいのである。
そうすると、ギリシャ文字の文字クラスは欧文として扱われ、和欧文間のアキも発生する。

検証の手順を以下に記す。
1. まず、特例文字にギリシャ文字を指定した合成フォントを作成した。

20181222_133000


20181222_133011


2. 次に、段落スタイルを作成し、正規表現スタイルで、ギリシャ文字に同じ欧文フォントを指定した。

20181222_133513

20181222_133906


3. それぞれを割り当てた結果が以下である。
和欧文間のアキが異なっていることが確認できる。

20181228_182447


なぜ合成フォントで特例文字を割り当てると和文として扱われるようになるのかはわからない。
見た目は同じ欧文フォントが自動的に割り当てられるのだが、やり方によって文字クラスが変わる、というのが結論である。

※追記:ものかのさんからコメントいただきました。合成フォントで特例文字として追加したものの文字クラスが、文字組アキ量設定で「上記以外の和字」として扱われることがおおもとの原因だと考えてよいようです。
うまく使えばうまく使える的な?うーん。そして、この現象はキリル文字でも起きるようです。

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Comments

調べてみると、アキ量の文字クラスは、文字コードベースでも和文フォント/欧文フォントで変化しますね。
とくにギリシャ文字は、欧文フォントで[欧文]、和文フォントで[上記以外の和字]と文字クラスが異なります。
合成フォントは和文フォント扱いなので、特例文字の欧文フォントのギリシャ文字も[上記以外の和字]になる…ってことでしょう。

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