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June 07, 2023

チビタとチャー坊亡くなる

チャー坊のこと

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チャー坊は、チビタのお相手としてもらわれてきた子でした。

最初に見たのは、きみどりさんという横浜市で猫の保護活動をされている方のブログで、里親募集をされているところでした。
「プリンス・しろちゃー」と仮名がついていたのですが、なぜか貰い手がつかないまましばらく経って、だんだん子猫というより中猫になってきたのが気になっていました。

ちょうどうちでは、チビタが2歳になったところで、他の子たち(ミケとたま)は年が離れた女の子だったのでなかなか遊び相手をしてもらえず、チビタのお相手をもらったほうがいいかなと思っていたところだったのです。それで、きみどりさんに連絡をして、うちに来てもらうことになったのでした。2008年の暮れのことです。

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来てすぐに、獣医さんへ連れて行って、健康診断などひと通り診てもらいました。その時に名前を聞かれ、「チャー坊です」とお伝えしたのですが、2〜3年経って、ある時カルテを見たら「チャポ」になっていました。直していただきましたが、ずいぶん長いこと獣医さんでは「チャポ」だったのだなあ。

チャー坊は他の子より長くきみどりさんのところにいたので、うちに来て幸せに過ごしているとお伝えしたく、「チャー坊通信」を送ることにしました。ちょうどiPhoneの最初の機種を買ったところでした。ガラケーはUIになじめず全然使えなかった私ですが、iPhoneはすんなり使えたので、毎日写真を1枚撮って一言添えて送ることにしました。一言だけとしたのが良かったのか、これは2年ほど続きました。きみどりさんにもずいぶん喜んでもらえました。

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洗濯物を蹂躙するチャー坊

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エルクとチャー坊

チャー坊はとにかくマイペースを貫く男で、人のご機嫌をとるとか甘えるということをあまりしませんでした。いつも飄々としていて、自分の希望がある時だけやってきて、希望が叶えられるとスッと去っていくという感じでした。先に亡くなったグレと仲が良く、いつも何かに怯えている感じのビクビクちゃんのグレと一緒にいて、兄貴風を吹かしていました

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チャー坊グレを育てる

体型はガチむち系で、余分な脂肪とかはあまりなく、かといって痩せているわけではなくて、筋肉質のムキムキちゃんでした。

特筆すべきは「チャー参り」でしょう。玄関から外をちょっと眺めるのが好きだったのですが、それには手順があるのです。まずリビングで人を呼びにくる→廊下をついてこいという→玄関まで(人が)連れて行かれる→(人が)玄関をちょっと開ける→隙間から外を1〜2分眺める→人を連れて廊下をリビングまで戻る→最初に戻る
これを彼が満足するまで、3〜4回繰り返します。途中で邪魔が入ると、最初からやり直さなければなりません。忙しい時はニャーニャーいうのを遮って「忙しいから今日はこれで終わり」というのですが、なかなか諦めてくれずに弱りました。

チャー坊は頭がよく、人に自分の要求を飲ませる方法をすぐに覚えてしまいました。ご飯が欲しいとか、このご飯では嫌だとか、とにかく何か要求がある時は、キッチンとリビングの間にあるカウンターから、そこに乗っている物をおっことすのです。当然、ガチャンと音がしたり散らばったりしますから、人は自分の用事を中断してやってきて、片付けるついでに彼の要求に応えるという訳です。
これにすっかり味を占めてしまったので、しょっちゅうカウンターから物をおっことしていました。落っことされるのがわかっていたので、落とされてもいいようなものしかカウンターには置けませんでした。

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カウンターで「さあ、何を落っことそうかな」と思っているチャー坊

私が台所で用事をしていると、すぐカウンターからぬっと顔を出して「何か美味しいものをくれ」というのが常でした。「後で」と言っていると、ものを落っことされるので、とにかく何かやらなければいけません。人を使うのが上手い子でした。

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何かよこせのチャー坊

好物は鰹のたたきでした。切れっ端を集めたのを、スーパーで安く売っているので時々買ってきて、細かく切ってみんなにやるのですが、チャー坊は勘がいいので、切っているとすぐやってきてくれくれと言います。
やらないでいると例によってものを落っことすので、仕方なくちょっとやる…という訳で、いつも他の子より少し余分にもらっていました。
サバとブリも好きでした。煮たり焼いたりしているとすぐやってきて目を真っ黒にして「くれ!」と言うので、サバやブリを人間が食べるときは、塩をしてないサバやブリを用意しておかなくてはなりませんでした。

彼はそういったお魚が好きだったのですが、全部生はちょっと好きじゃなかったです。お刺身的なものをやると「これはちょっと…」みたいな顔をしていて、火を通すと喜んで食べていました。

ウェットフードではシラス入りマグロが好きでした。なので、いくつか種類があるときはシラス入りを買うのが常になっていました。彼がいなくなってからついシラス入りを手に取って「ああ、チャー坊はもういないから別のを買ってもいいのか」と思います。

あるとき突然、お尻の横が大きく爛れたようになって、びっくりしてお医者へ連れて行きました。肛門腺が詰まっているのに気が付かないで、破裂してしまったのだと言うことでした。でも、もう出るものは出てしまったし、特に何もしなくてもすぐに良くなるということで、ただ舐めないようにカラーをつけてくださいと言われました。ソフトカラーをつけてやったらなんだか気に入って、枕にしたり便利に使っていました。

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ソフトカラーのチャー坊

そうこうしている間に、2020年の8月ころから、急に体重が落ちて痩せてきました。原因がはっきりせず、結局試験開腹して病理検査をしてもらったのですが、結果はローグレードのリンパ腫ということでした。

前にムハさんがそれで亡くなっているので焦りましたが、ムハさんにはあまり効果が出なかった抗がん剤、クロラムブシルが奏功して、小康を取り戻しました。先生がおっしゃるには、ムハさんが例外だったので、大体の子には良い結果が出ると言うことでした。体重は元には戻りませんでしたが、チャー参りも物をおっことすのも復活し、かなり安心しました。

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ちょっと痩せちゃったチャー坊

それで2年ほどは3日に1錠のお薬で、普通に過ごしていました。しかし、今年に入って、慢性腎臓病が悪くなってきたチビタと、糖尿病を発症したキジオに気を取られていたら、2週間くらいで急に痩せてきたのです。
ふと気がついたらすごく痩せていて、腰骨が浮いてきていました。抱っこが嫌いな子だったので、気がつくのが遅れてしまいました。
びっくりして病院へ連れて行ったら、もう2キロくらいになっていて(元は4キロあった)、肝臓の数字がすごく悪くなっていたのです。

血液検査をして、エコーも撮ってもらいました。肝臓の数字がかなり悪くなっていて、腸管に悪い感じのリンパ腫があるという見立てでした。針を刺して細胞診をしてもらったのですが、細胞診ではあまり決定的な結果は出ませんでした。それで、補液とステロイドで様子を見ようと言うことになったのです。それが木曜日のことでした。病院から帰った後は、補液がよかったのか食欲が出て、ブリの焼いたのなどをかなり食べることができました。
でも、土曜日くらいからだんだん元気がなくなってきたのです。
月曜日の朝に補液をしたのですが、あまり元気がなく、食欲もない感じでした。心配だったので、ちょっと夜更かしをして様子を見ていました。
そうしたら、火曜日の早朝、3時過ぎに大きな痙攣発作を起こし失禁もしてしまい、それからもう意識はない感じになりました。
朝の8時過ぎまでがんばっていましたが、また痙攣発作がおこり、亡くなってしまいました。

2023年、5月23日。15歳でした。

3

チビタのこと

チビタは狼くんの実家、愛知県の知多から来た猫でした。

狼くんのお祖母さんが亡くなって、お葬式に行った時、お祖母さんの部屋の前で鳴いていたのです。2006年のことです。

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お外にいたチビタ

お家の方に聞いてみると、2〜3ヶ月前に生まれた子で、お母さん猫はどこかへ行ってしまったけれど、叔母さんに当たる「おっきいちゃん」と呼ばれている外猫が面倒を見ているのだということでした。それで、これも何かの縁だろうということで、連れて帰ることにしたのです。
キャリーを親戚の方から借りて、東名高速に乗せて連れて帰りました。キャリーの中でウンチをしてしまい、ウンチまみれで到着したのもいい思い出です。

次の日に獣医さんへ健康診断や蚤取りをしてもらいに連れて行きましたが耳ダニがすごくて、結局耳が汚れがちなのはずっと続きました。獣医さんに名前を聞かれて「チビタです」と言ったら、「おでんのですか?」と聞かれたことを覚えています。

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来てすぐのチビタ

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まだ少年のチビタ

子猫で来たのですが、たまがよく面倒を見てくれました。たまは気のいい猫なので、子猫にはいつも優しくて、右も左も分からないチビタを育ててくれました。
でも、ミケは女王様気質で、自分以外の猫が注目を集めるのが嫌だったので、さっそく殴っていました。チビタはうまくかわしていて、さほど大きな争いにはなりませんでした。チビタの特技といえば、「呼んだら来る」ということでしょうか。猫は犬と違って、呼んだら来るとは限りません。呼ばれていることはわかっているが、気が向いたら来ることもある、くらいなのが普通です。でもチビタは、呼ばれるとかなり無理をしても必ずやってくる猫でした。

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たまにめんどうをみてもらうチビタ

たまもミケも女の子だったし、年が離れていたので、1人だけオスで仲間外れっぽくはなっていました。
子猫のうちはあまり気にならなかったのですが、2歳くらいになってくると仲間外れっぽいのがかわいそうになってきたので、お相手としてチャー坊をもらったのです。

チビタは比較的体が小さくて、4キロちょっとにしかなりませんでした。雄猫としては小さい方です。
体は小さいですが、何かして欲しい時には圧をかけるのが得意でした。人の近くまで来て、気がついて希望を察してもらえるまで、じっと眺めるのです。控えめな子だったので、鳴いたりタッチしてきたりということはないのですが、とにかく根気よくじっと見続けます。私はあまり気にせず、自分の手が空いたら用事をしてやるのでしたが、狼くんは圧に弱くて、「またチビタが圧をかける…」としょっちゅうこぼしていました。
だっこは嫌いで、人の座っている足元でブラシをかけてもらうのが好きでした。1時間でも2時間でも、座り込んでブラシをかけてもらっていました。

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だっこはきらいなのです

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とにかく姿勢がいい ぴしっとしている

みんなが鰹の叩きをもらっているとき、ひとりだけ「くれ」と言いませんでした。カツオは好きじゃなかったのです。カツオではなくて鯛が好きでした。鯛のお刺身のときは足元から伸び上がって「ください」というのです。普段あまりわがままを言わない子なので、ついやってしまうのでした。

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とくいとくいなのです

2021年くらいから、だんだん痩せ始めていました。猫は高齢になると、だいたい腎臓を悪くしてしまうのです。

2022/6月には、血液検査をして、腎臓がかなり悪くなっていると言われました。もうステージで言うと4に差し掛かっているそうでした。
そのころからだんだん歩き方がヨボヨボしてきて、後ろ足がうまく動かない感じになってきていました。
2023/1月くらいから目に見えて脱水してきたので、隔日で補液をしていました。補液をすると気分が良くなるようで、必ずご飯を食べていました。

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大分やせちゃったが、仕事の邪魔はするチビタ

食欲は最後までかなり維持されていたのです。慢性腎臓病だと最後は食欲が失われてしまうことが多いのですが、チビタは本当に歩けなくなるまで、ちゃんとご飯を食べていました。

後足がだんだん動かなくなってきてしまい、歩くのにかなり苦労していました。トイレまで行っても後足が縁を越せないので、外へしてしまうことが常になってしまったため、トイレの周囲にペットシーツを敷き詰めていました。最後の5日くらいは、全身状態がかなり悪くなったためか残っていた奥歯が痛むようで、全く固形物が食べられなくなってしまいました。

最後の1週間くらい、思ったように動けなくなってからは、薄暗いお風呂の隅でじっとしていることが多かったです。お風呂は床が冷たさを感じさせない加工のものなので、寒くも暑くもなく、静かで居心地が良かったのかもしれません。お風呂に飽きるとリビングに戻ってきて、こたつの横、狼くんの席のところで寝ていました。本当に動けなくなってからは、人がお風呂とリビングを移動させてやっていました。一度、トイレに行きたがっているのにわかってやれなくて、やっと気がついて抱き上げたら、そこでおしっこしてしまったことがありました。本人は不満そうでした。

23日火曜日の深夜、3時過ぎ、大きな痙攣発作を起こしてしまい、一時はもうダメかと思いました。
その翌日、水曜日には数回痙攣発作を起こしました。そのあとはしばらく意識がない感じで、ただ口をクチャクチャさせることが時々ありました。
それで夜になってから、シリンジで水分を与えてみたのです。そうしたら少し持ち直し、木曜はうつらうつらという感じでしたが、意識を取り戻しました。声をかけると耳を動かしたり、まだもうちょっとこっちにいようかな、という感じでした。
それでも金曜朝がたに、だんだん火が消えるように亡くなってしまいました。
私はキジオを病院に連れて行っていたので、最期には一緒にいられませんでした。

2023年5月26日、チャー坊より3日後、17歳でした。

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チビタとチャー坊 なかよしでした

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